平成23年度の決算について

市バス事業について

平成23年度は1日平均約31万人のお客様にご利用いただき、運輸収益は162億円(対前年6億円の減)でした。これは平成23年3月27日に実施した地下鉄桜通線野並・徳重間の開通に伴うバス路線の再編成などによるもので、収入全体では238億円(対前年7億円の減)でした。
一方、支出は、軽油価格の上昇による自動車燃料費の増などはあったものの、給与カットの継続、再雇用・嘱託職員の活用等による人件費の削減などに努めたことにより226億円(対前年3億円の減)でした。この結果、収支は12億円の黒字となりましたが、前年度に比べ黒字額は4億円減少しました。また、資金不足額は、49億円と依然として多額となっており、資金不足比率も26.1パーセントと、地方財政健全化法に基づく経営健全化基準(20パーセント)を上回っている状況です。
今後とも、健全な経営基盤を確立することをめざして、平成22年3月に策定した「市営交通事業経営健全化計画」に掲げた利用促進や経費節減など諸施策を着実に推進してまいります。

市バス事業損益計算書イメージ

地下鉄事業について

平成23年度は1日平均約115万人(22年度は116万人)のお客様にご利用いただき、運輸収益は681億円(対前年4億円の減)でした。これは平成23年3月27日に桜通線野並・徳重間が開通したものの、平成23年3月11日の東日本大震災発生後の全国的な出控え傾向の影響などによるもので、収入全体では787億円(対前年6億円の減)でした。
一方、支出は、給与カットの継続、再雇用・嘱託職員の活用等による人件費の抑制、支払利息等の減少はあったものの、桜通線野並・徳重間の開通による減価償却費の増などにより769億円(対前年18億円の増)でした。この結果、収支は18億円の黒字となりましたが、前年度に比べ黒字額は24億円減少しました。また、累積欠損金は3,088億円、実質資金不足額は2,524億円と依然として多額となっているなど、大変厳しい状況です。
今後とも、健全な経営基盤を確立することをめざして、平成22年3月に策定した「市営交通事業経営健全化計画」に掲げた利用促進や経費節減など諸施策を着実に推進してまいります。

地下鉄事業損益計算書イメージ

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