平成27年度の決算について
市バス事業について
平成27年度は、1日平均34万人のお客様にご利用いただき、運輸収益は172億円となりました。また、広告料収入など運輸雑収等は30億円、一般会計補助金は33億円で経常収入全体では235億円となりました。
経常支出は、運転士をはじめとした職員の人件費が122億円、自動車燃料費や施設の修繕費など経費が85億円、減価償却費が9億円、支払利息等が4億円で、合計220億円となりました。
この結果、経常収支は15億円の黒字、特別収支をあわせた純損益は21億円の黒字となりましたが、営業収支は17億円の赤字であり、また累積欠損金は403億円、債務超過は100億円と依然として多額となっています。
また、資金不足額は昨年度より9億円改善の12億円となったものの、依然として多額であり厳しい経営状況となっています。
今後とも、経営改善に取り組み、さらなる経営基盤の強化をめざします。
地下鉄事業について
平成27年度は、1日平均127万人のお客様にご利用いただき、運輸収益は742億円となりました。また、広告料収入や資産の有効活用及び附帯事業収入など運輸雑収等は111億円、一般会計補助金は58億円で経常収入全体では911億円となりました。
経常支出は、駅務員をはじめとした職員の人件費が253億円、電車動力費や施設の修繕費など経費が174億円、減価償却費が245億円、支払利息等が116億円で、合計788億円となりました。
この結果、経常収支は123億円の黒字、特例債元金償還補助金を除いた実質経常収支は78億円の黒字、特別収支をあわせた純損益は113億円の黒字となりましたが、累積欠損金は2,646億円と依然として多額となっています。
また、資金不足額に資金不足を補てんするための資金手当債の残高を加えた実質資金不足額は、2,399億円と前年度より改善したものの、依然として多額であり厳しい経営状況となっています。
今後とも、経営改善に取り組み、さらなる経営基盤の強化をめざします。
関連リンク
経営比較分析表(自動車運送事業)
市バスの経営の状況を表す主要な経営指標とその分析で構成される「経営比較分析表」をご確認いただけます。
平成27年度市バスの営業係数について
市バスが100円の収入を得るために、費用がどれだけかかるかを示す値である「営業係数」等を各系統毎にご確認いただけます。