六番町駅アスベスト飛散にかかる健康対策等検討会

 地下鉄名港線六番町駅で平成25年(2013年)に発生したアスベスト飛散による健康への影響及び対応について専門家のご意見をいただくため、六番町駅アスベスト飛散にかかる健康対策等検討会(以下、「検討会」という。)を開催してまいりました。検討会は、アスベストばく露による健康への影響を明らかにするとともに、今後の対応について検討を行い、平成28年12月12日に「六番町駅アスベスト飛散の健康への影響及び対応に関する意見書(以下、「意見書」という。)」をとりまとめました。
 意見書では、健康への影響について、アスベストに起因して発症する可能性のある病気(中皮腫・肺がん)のリスク(生涯過剰発がんリスク)は、環境庁中央環境審議会の答申による当面の環境目標値に相当する10万人に1人のレベルを下回っていたとの結論にいたりました。
 また、今後の対応としては、健康に不安を感じる方等からの質問や相談に応じる体制を整え、アスベストの健康影響出現までの潜伏期間の長さを考慮して長期的に対応することやアスベスト除去工事におけるアスベスト飛散の再発防止策についての要望が報告されました。
 この検討会において検討された内容と結果の詳細について「六番町駅アスベスト飛散にかかる健康対策等検討会報告書(以下、「報告書」という。)」にまとめました。

構成員

構成員名簿(敬称略・五十音順)
(平成28年12月現在)

氏 名

役職等

宇佐美 郁治

独立行政法人労働者健康安全機構 旭労災病院 副院長 医学博士

上島 通浩

名古屋市立大学大学院 医学研究科 環境労働衛生学分野 教授

那須 民江

中部大学生命健康科学部スポーツ保健医療学科(名古屋大学名誉教授)教授 医学博士

新谷 良英

㈱大同分析リサーチ 環境測定センター 環境専門部長 環境計量士

久永 直見

愛知学泉大学 家政学科 教授

 

開催記録

(参考)相談窓口について