令和３年度の決算について

令和3年度は、1日平均28万人のお客さまにご利用いただき、運輸収益は135億円となりました。また、資産の有効活用や広告料収入、バス事業運営費負担金など運輸雑収は39億円、一般会計補助金など営業外収益は63億円で、経常収入は合計237億円となりました。
経常支出は、運転士をはじめとした職員の人件費が132億円、自動車燃料費や施設の修繕費など経費が99億円、減価償却費が12億円、支払利息など営業外費用が3億円で、合計246億円となりました。
この結果、経常収支は9億円の赤字、特別収支をあわせた純損益は14億円の赤字と、ともに2年連続の赤字となり、また、累積欠損金も343億円となるなど、非常に厳しい経営状況となっています。

令和3年度は、1日平均104万人のお客さまにご利用いただき、運輸収益は586億円となりました。また、資産の有効活用や広告料収入など運輸雑収は59億円、一般会計補助金など営業外収益は76億円で、経常収入は合計721億円となりました。
経常支出は、運転士をはじめとした職員の人件費が262億円、電車動力費や施設の修繕費など経費が209億円、減価償却費が239億円、支払利息など営業外費用が45億円で、合計755億円となりました。
この結果、経常収支は34億円の赤字、特別収支をあわせた純損益は39億円の赤字と、ともに2年連続の赤字となり、また、累積欠損金は2,119億円、資金不足額483億円に資金不足を補てんするための資金手当債（平準化債、緩和債）の残高を加えた実質資金不足額は1,968億円と多額となるなど、非常に厳しい経営状況となっています。

市バス・地下鉄とも新型コロナウイルス感染症の影響により乗車人員が大きく減少し、コロナ前の令和元年度と比較して８割程度となっていることから、経常収支が２年連続の赤字となり非常に厳しい経営状況になっているため、今まで以上に経営改善に取り組み、経営基盤の強化をめざします。