近藤 誠一郎

Kondo Seiichiro
御器所営業所 自動車運輸主事
2004年(入庁17年目)

憧れていたバスの運転手に なれた喜びを忘れずに 今こそ地域のためにできることを。

生まれ育った街で、人の役に立つ仕事にやりがい

  • 子どもの頃から市バスや地下鉄が好きで、乗ることも見ることも大好きでした。
    「将来は運転手さんになりたい!」そう思い続け、夢が叶いました。強い憧れを持っていた仕事に就くことができただけで、毎日楽しいですし、どんな時でも前向きに取り組むことができていると思っています。
    現在は、御器所営業所に所属し、市バスの運転をしています。主に昭和区や瑞穂区を走っていますが、路線によって、北は大曽根、南は港区野跡まで行くこともあります。自分が生まれ育った街を自分の運転で走り、さらにお客さまの日常生活を支えていることに、この仕事のやりがいと醍醐味を実感する毎日です。
    入庁してからまもなく20年経ちますが、今も入庁したばかりの時と同じ喜びを感じ続けていられることは、幸せだと思います。

    業務の様子
  • 点検の様子
  • 点検の様子
  • 点検の様子

こんな世の中だからこそ、当たり前のことをコツコツと

  • ある日のこと、少し強面の常連のお客さまが乗車しており、停車中にその方が席を立って運転席に近づいてきたのです。思わず身構えてしまったのですが、「路線図をもらえませんか?」とお客さま。あいにくその日は持っていなかったため、お渡しできず、申し訳なさで一杯でした。次の乗務時に、その常連のお客さまが乗車する路線を運転するときに路線図のことを思い出し、路線図を準備してお渡ししたら、とても喜んでもらえました。それ以来、乗車する度にそのお客さまから声をかけてくださるようになり、直接お客さまとつながっているこの仕事のやりがいを改めて強く感じました。

  • 100周年を迎える市営交通は、次の100年という未来へ向かっていきます。我々現場の職員は、お客さまの日常を支えるため、当たり前のことを当たり前のようにコツコツとやり続け、安全を守り抜いていきたいと考えています。
    当たり前のことが当たり前ではなくなりつつある今の世の中だからこそ、お客さまはもちろん、地域の安全も考えて行動できるよう、今までとずっと変わることなく気持ちを引き締め続けなければと思っています。

    インタビューの様子