桜通線運転区 入換助役 中山 善仁

中山 善仁

Nakayama Yoshihito
桜通線運転区 入換助役
1991年(入庁31年目)

次世代を担う 子どもたちに夢を! 働く喜びを伝えていきたい。

幼い頃からの憧れを現実に!

  • 物心ついた時から、電車や旅客機が大好きで、「電車運転士」は、幼い頃からの憧れの職業でした。おそらく多くの子どもが一度は憧れる仕事ではないかと思うのですが、それを実現できた22年前。その時の喜びは今でも忘れられません。
    入庁以来、運転業務の他に駅務員も経験し、お客さまとふれあう中で、心の通じるサービスとは何かを考えて、日々業務にあたってきました。

    業務の様子
  • 現在は、本線から車庫内への車両の入換作業をメインに担当しています。徳重車庫では、入庫時に洗車線を通過しながら車両の洗車も行うほか、徳重車庫と日進工場を往復する回送列車の運転もしています。また、車内やシートの汚損、車両の故障時には、現場に急行し、車内清掃や故障確認にもあたります。
    普段、お客さまには見えない業務ですが、すべてはお客さまに安全、安心、快適に乗車していただくためのとても大切な仕事であるため、大きなやりがいと責任感をもって臨んでいます。

    業務の様子

改めて強い使命感を感じた出来事

  • 2000年(平成12年)9月11日、当時、私は名城線の運転士をしていました。堀田駅への進入時、なぜかお客さまが皆さんホームで傘をさしていたんです。壁面にある換気口から滝のように水が流れ、天井からの漏水でホームが水浸しでした。「東海豪雨」です。
    その後、大雨により平安通駅が水没。翌朝、運転指令員が添乗し、状況に応じて運転するようにと助役から指示を受け、あれほど緊張しながら運転したことはありません。改めて、お客さまの命を預かっている仕事だと深く心に刻んだ出来事でした。

    インタビューの様子
  • 私は生まれも育ちも名古屋市です。幼い頃から地下鉄やバスに乗り、運転士の働く姿に憧れ続け、夢を叶えました。小さな子どもが笑顔で手を振ってくれる時は、必ず笑顔で振り返すようにしています。当時の自分の姿と重なるんですよね。
    今はなかなか難しい状況ですが、いつか車庫見学などのイベントが行われる時には、説明係として、多くの子どもたちに夢を与えられるような仕事にもチャレンジしたいと思っています。

  • 業務の様子
  • 点検の様子
  • 点検の様子