令和5年度の決算について
市バス事業について
令和5年度は、1日平均30万人のお客さまにご利用いただき、運輸収益は150億円となりました。また、資産の有効活用や広告料収入、バス事業運営費負担金など運輸雑収は35億円、一般会計補助金など営業外収益は65億円で、経常収入は合計250億円となりました。
経常支出は、運転士をはじめとした職員の人件費が136億円、自動車燃料費や施設の修繕費など経費が102億円、減価償却費が15億円、支払利息など営業外費用が3億円で、合計256億円となりました。
この結果、経常収支、純損益はともに6億円の赤字と、4年連続の赤字となり、また、累積欠損金も358億円となるなど、非常に厳しい経営状況となっています。
地下鉄事業について
令和5年度は、1日平均122万人のお客さまにご利用いただき、運輸収益は710億円となりました。また、資産の有効活用や広告料収入など運輸雑収は59億円、一般会計補助金など営業外収益は84億円で、経常収入は合計853億円となりました。
経常支出は、運転士をはじめとした職員の人件費が268億円、電車動力費や施設の修繕費など経費が207億円、減価償却費が234億円、支払利息など営業外費用が34億円で、合計743億円となりました。
この結果、経常収支、純損益はともに110億円の黒字と、2年連続の黒字となりましたが、累積欠損金は1,970億円、資金不足額466億円と多額となるなど、非常に厳しい経営状況となっています。
総括
令和5年度の1日当たり乗車人員は、バスが前年度から6千人増の30万人、地下鉄が7万人増の122万人といずれも増加しており、令和6年度も引き続き増加する見込みとなっています。一方で人件費やエネルギー・資材価格の高騰など社会経済情勢の変化に伴う経費が増加しており、非常に厳しい経営状況が続いていることから、今後も社会経済情勢の変化などに的確に対応するとともに、引き続き経営改善に取り組み、経営基盤の強化をめざします。
関連リンク
令和5年度市バスの営業係数について
市バスが100円の収入を得るために、費用がどれだけかかるかを示す値である「営業係数」等を系統ごとにご確認いただけます。
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