設備・車両ガイド

市バスの車両保守

1月・3月定期点検整備、故障車修理等

各営業所に、毎日運行する市バスの安全性・快適性を維持確保するためのメンテナンスを行う整備係を配置しています。
整備係では、乗務員が行う「日常点検」の確認をはじめ、定期整備として「1月点検」及び法定の「3月点検」を行うことで故障の予防整備に心がけ、運行中の故障発生防止に努めています。
万一運行中の故障が発生した場合は、直ちに「救援車」を出動させ故障車両を復旧させることにより、運行ダイヤの確保に努めます。
また、日常の故障等の修理及び事故により破損したバスの軽微な修理も、発生の都度行い安全性・快適性を維持確保しています。

右の写真は、3月点検でエンジンの点検を行っている様子です。その他、エンジンオイルの交換やバッテリーの点検、クラッチの点検等法律に定められた項目について点検を行います。

エンジンの点検を行っている写真

右の写真は、タイヤ交換を行っている様子です。パンクしたタイヤの交換など、故障の修理を行います。

タイヤ交換を行っている写真

右の写真は、事故によってボデーが破損した車両の修理を行っている様子です。青色の塗装を行っています。

車両のボデーを修理している写真

12月定期点検整備(車検整備)

中川営業所に併設された車検整備工場では、12月点検整備(車検整備)を行っています。
12月点検整備(車検整備)では、検査場で法定の受入検査を行い、必要な整備の有無の検査を受けた後、台車整備場の整備作業担当へ渡されます。
整備作業担当は、ブレーキ装置、走行装置、かじ取り装置及び緩衝装置等の点検・分解整備を行うと共に、エンジン関係、灯火類等の電気関係及び車内外の車体(ボデー)関係の点検整備を行います。
点検整備が完了したバスは試運転を行い、最後に検査場で検査員が各種テスターによる点検や打音点検、目視点検をすることで法定の完成検査を受けます。
完成検査に合格したバスには「保安基準適合証」を交付し、清掃を行った後、完成車として営業所へ引き渡されます。

右の写真は、台車作業の様子です。タイヤとホイールを外してブレーキ装置等の点検をしています。

ブレーキの点検を行っている写真

右の写真は、完成検査の様子です。ヘッドライトテスターでヘッドライトの明るさ(光度)と照射光線の向き(照射方向)が適正であるか検査しています。

ライトの点検を行っている写真